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アルティウスリンク株式会社
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長崎市 様

業種
従業員数
1,000~4,999名

FAQ閲覧数約3.7倍を実現
市民が必要な情報にたどり着ける問合せ体制へ刷新

課題

市民が必要な情報に自らたどり着けるようにするためのFAQ整理と運用改善

  • 市民のニーズに応じてFAQを拡充してきた結果、情報量が増加し、必要な情報にたどり着きにくい
  • 多様化する市民の情報収集手段に対応した情報提供の最適化

成果

検索しやすいFAQと安定した運営体制により、市民の自己解決を支援

  • FAQを約4,000件から約1,000件へスリム化し、必要な情報にたどり着きやすい状態へ改善
  • FAQ閲覧数が2025年12月と比較して2026年8月には約3.7倍に増加し、市民によるFAQ活用が拡大
  • マニュアル整備や細やかな研修による新体制の安定化

対談インタビュー

吉田 翔 様
企画政策部 広報広聴課
係長
吉田 翔 様
佐藤 智美 様
企画政策部 広報広聴課
主事
佐藤 智美 様
兼清 鞠
第5営業本部営業1部1ユニット 兼清 鞠
高橋 健一郎
BO第1本部ソリューション1部2ユニット マネージャー 高橋 健一郎

長崎市民の意見を聴き、そのニーズを把握して市政へ反映する窓口を担う長崎市広報広聴課。市公式ウェブサイトや公式LINEのリニューアルなどデジタルチャネルの強化を進める中で、市が運営するコールセンター「あじさいコール」においても、市民が必要な情報に自らたどり着ける体制が求められていました。こうした課題を解決するため、2025年10月、コールセンター運営に関する豊富なノウハウを持つアルティウスリンクを新たなパートナーに選定し、FAQサイトのリニューアルに着手。その効果や運用の工夫について、両社の担当者に話を聞きました。

電話中心から自己解決へ
15年目に迎えた「あじさいコール」の見直し

アルティウスリンクへ業務を委託した経緯と、当時の課題について教えてください。

佐藤様

佐藤様

私たち長崎市の広報広聴課は、情報発信を担う「広報」と、市民の生の声を把握して市政に反映させる「広聴」という役割を担っています。その中で長崎市コールセンター「あじさいコール」は、分からないことがあれば市民の皆様からお問合せをいただく大切な窓口のひとつです。

あじさいコールは平成22年10月に開設され、今回の委託検討時点で約15年が経過していました。開設当初は電話でのお問合せが中心でしたが、現在はSNSやウェブ検索を使って情報を探す方も増えています。そういった背景を受け、長崎市としても令和6年度にウェブサイトやLINEのリニューアルを進め、コールセンターについても、時代にあわせた見直しが必要だと考えていました。

吉田様

吉田様

特に大きな課題だと感じていたのが、あじさいコールのFAQサイトです。これまで市民の皆様から寄せられた声を反映しながらFAQを追加し続けてきた結果、見直しや更新が十分に追いつかず、件数は約4,000件にまで増えていました。市民の皆様が必要な情報にたどり着きやすくするためにも、早急にFAQサイトを整理し、自己解決につながる環境構築が必要だと考えました。

委託を検討する中で、アルティウスリンクを選んだ決め手は何だったのでしょうか。

佐藤様

佐藤様

コールセンターは5年ごとの長期継続契約で運用しており、今回は4期目にあたります。以前は価格による競争入札でしたが、今回はFAQのリニューアルを重視していたため、提案内容を評価するプロポーザル(企画提案)方式を採用しました。今回一番見直したかったFAQの部分について、アルティウスリンクの提案が評価されました。

提案内容については、佐藤様からも委託を検討される中で「FAQの検索性を高めたい」「利用者の利便性を高めたい」という具体的な課題感を伺っていましたので、より良い市民サービスの実現という長崎市様のご要望に対し、当社として最大限お応えしたいと考えていました。提案に向けては、営業担当である私だけでなく、DXに関わる部門など社内の複数メンバーと連携し、当社の知見を集約しながら検討を進めました。DX・AIを活用した多様なチャネル対応により、市民一人ひとりに寄り添うサービスの実現に向けた提案を行いました。FAQのリニューアルに向けた提案内容を評価いただけたことは、大変うれしく感じています。

兼清

兼清

FAQの最適化で、市民が使いやすい情報提供を実現

FAQサイトのリニューアルにあたり、アルティウスリンクではどのような工夫や取り組みを行ったのでしょうか。

吉田様

吉田様

以前はFAQの掲載件数が約4,000件もあり、FAQ全体の管理や更新状況の把握に大きな負荷がありました。現在は情報の整理・最適化が進み、掲載件数は約1,000件となり、市民が必要な情報を検索しやすいFAQサイトになっています。

佐藤様

佐藤様

これまで十分に手が回っていなかったFAQの更新についても、アルティウスリンクが月次レポートによる分析から改善提案、運用まで一貫して支援してくれています。検索キーワードや閲覧状況を踏まえた表記ゆれ対応、季節・イベントに応じたFAQ追加など、市民が必要な情報にたどり着きやすい環境づくりを進めていただいています。さらに、ウェブサイトの更新内容を踏まえ、AIを活用したFAQ作成や、改善提案も継続的に実施いただいており、FAQが常に最新の状態に更新できるようになった点も、非常にありがたいと感じています。

ありがとうございます。必要なFAQを精査し、0件ヒット数を大幅に削減したり、UIをわかりやすくしたりすることで、FAQ閲覧数は、2025年12月と比較して2026年8月には約3.7倍に増加しており、市民の皆様のFAQを活用する機会が、着実に増えていると捉えています。FAQは一度整理して終わりではないので、検索した時に確実に該当の回答にヒットできるよう、検索されているキーワードを分析し、新たなFAQの追加や、キーワードのタグ付けによる該当FAQへ誘導も継続して取り組みたいと思います。

高橋

高橋

もちろん私たちのノウハウも最大限活用しましたが、それ以上に大きかったのが、長崎市様側での庁内調整です。広報広聴課の皆様が中心となり、関係する所管部署に対して「このQ&Aの内容で問題ないか」「必要な情報が過不足なく入っているか」を一つひとつ確認してくださいました。市民の皆様の利便性を向上させたいという強い思いのもと、緻密な庁内調整を重ねてくださったことが、実用性の高いFAQへのリニューアルが実現できたポイントだと考えています。

兼清

兼清

FAQ結果

新体制へのスムーズな移行と安定運用の実現

新体制での電話受付についての取り組みに関してはいかがでしょうか。

佐藤様

佐藤様

運用開始当初は、15年続いた体制から新しい事業者への移行に伴い、一時的な応答数の減少や電話転送に関する問合せが発生しました。しかし、迅速かつ丁寧に対応いただいたことで、想定以上に早く運用が安定しました。立ち上がりもスムーズで、安心して運用を任せることができたと感じています。担当部署が細かく分かれているため、お問合せのエスカレーション先に迷わないよう業務フロー図を作成していただくなど、現場で判断しやすい環境づくりにも積極的に取り組んでくださいました。

ありがとうございます。あじさいコール開設以来、長崎市様にとって初めての事業者変更だったこともあり、これまで積み重ねられてきた運営ノウハウを引き継ぎつつ、新たな運用手法や改善施策を取り入れながら、より良いサービスの実現することが大きなポイントでした。準備期間は限られていましたが、開始日に向けて逆算しながら、抜けもれなく一つひとつ整理し、必要な研修を進めていきました。
また、長崎市様から共有いただいた内容は、必要に応じてフロー図やマニュアルにも反映し、朝礼などでも周知して、現場全体で同じ認識を持てるようにしました。システム操作に不慣れな中でマニュアル確認や情報検索に時間を要し、応答率が一時的に落ちた時期もありましたが、ブラッシュアップ研修や管理者側の勉強会を重ね、検索時間の短縮と知識の底上げに取り組みました。こうした改善を一つひとつ積み重ねたことが、新体制での運用を早期に安定させることができた要因だと考えています。

高橋

高橋

また、繫忙期の入電対策についても長崎市様と一緒に取り組みました。特に3月・4月は異動などに伴ってお問合せが増える時期ですので、時間帯ごとの入電傾向を踏まえて人員配置を行い、目標応答率を維持できるよう調整しました。その後も実績を繁忙期予測にも活かすことで、安定した運用につなげています。

兼清

兼清

自己解決の強化と、さらなる市民サービス向上へ

今回のプロジェクト全体の評価と、今後の展望について教えてください。

佐藤様

佐藤様

今回の新体制への移行とFAQサイトのリニューアルを通じて、私たちが一番の課題としていた「市民の皆様の自己解決の強化」に向けて、非常に良いスタートが切れたと評価しています。移行当初の苦労はありましたが、それを乗り越えFAQサイトがリニューアルされたことによって、検索しやすい環境が整ったことが大きな成果だと感じています。

今後は、生成AIを活用した電話応対の実証実験も検討しています。他の自治体でも、AIチャットや生成AI、電話応対などさまざまな取り組みが進んでいますので、長崎市としてもまずは実証実験を行い、その結果を見ながら、市民の皆様にとってあじさいコールのさらなる利便性向上に向けて、アルティウスリンクと一緒に取り組んでいきたいと思います。

長崎市 様

長崎市 様

長崎市は、国内外との交流の歴史に育まれた文化や平和への思いを大切にしながら、市民の暮らしを支える行政サービスを提供しています。子育て・福祉・教育・防災、都市基盤の整備など幅広い分野で市民一人ひとりが安心して暮らせる地域社会づくりを推進。「個性輝く世界都市」「希望あふれる人間都市」の実現を目指し、近年では、デジタル技術を活用した行政サービスの利便性向上や業務効率化にも注力しながら、長崎らしい魅力と活力を次世代へつなぐまちづくりに取り組んでいます。

*2026年6月のインタビュー時の内容に基づく

事例の背景や導入効果・類似の事例など、 より詳しい情報をご希望の方は、お気軽にお問合せください。

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