年間1,985時間削減!Copilot×Power Platform×AI Builderで業務が変わる 高度な業務自動化とDX人材育成支援を実現
課題
Copilotを含む生成AI活用の価値最大化と業務効率化の推進
- 部内におけるCopilotを含む生成AIの業務活用のさらなる推進
- 通常業務がある中で、業務効率化検討に充てる工数の確保が困難
- 生成AI等ツールの知見獲得にかかる負荷軽減
- DX推進に向けた人材育成と内製化体制の構築
成果
Copilot、Power Platform、AI Builderによる業務効率化・高度化の実現
- Copilot、Power Platform、AI Builderを活用した高度な自動化による業務工数削減
- 開発ツールの活用状況可視化による効果的な利用促進
- 内製化に向けた伴走支援とハンズオン育成で、DX人材の育成と現場での利用定着
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- 業務内容
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Copilot、Power Platform、AI Builderを活用した、業務効率化・高度化におけるツール構築と人材育成の包括支援
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- 導入サービス
対談インタビュー
ロジスティクス戦略部
物流DX室 狩谷 将毅 様
サービス第2部 ITヘルプデスクU
ユニット長代理 廣瀬 晃平
三井物産株式会社のロジスティクス戦略部では、生成AI「Microsoft 365 Copilot」の業務利用が進んでいたが、さらなる業務活用を推進すべく、Microsoft 365製品サポートで培った知見を持つアルティウスリンクと連携。CopilotおよびAI Builderの強みである情報生成・分析と、Power Platformのローコード/ノーコード開発による業務プロセス自動化により、業務効率化を実現しました。成功の鍵となった、Copilotに加え、Power Platform、AI Builderを活用した高度な自動化について、プロジェクトを主導した三井物産の狩谷様と、技術支援を行ったアルティウスリンクの廣瀬に話を聞きました。
業務課題の洗い出しから高度な自動化提案へ
まずは、アルティウスリンクに相談した経緯を教えてください。
狩谷様
当社では全社的に生成AI「Microsoft 365 Copilot」を導入しており、社員の利用率も比較的高い状況です。ただ、導入している以上は検索アシスタントのように回答をテキストとして得るだけの利用にとどまらず、「生成された回答をそのまま業務フローとして連動させ、業務全体を効率化できないか」という思いがありました。そこで現場と「AIで解決したい業務の課題」に関してブレインストーミングを行い、様々なニーズの中から優先度の高い共通した課題を選定しました。これら課題の解決策の実現性含め、生成AI活用の高度化を促進するために、グループ企業で、Microsoft製品に精通するアルティウスリンクへ相談しました。
当社の強みは、お客様企業のニーズに合わせて、導入における活用方針の設計から、利用浸透、活用高度化まで一貫支援できる点です。まずはリストアップされた課題を拝見して業務アセスメントから行いました。特にご要望が強かった多数の業務はCopilotだけでは解決できず、社内システムへのデータ入力、PDF書類の正確な読取・整理など、複数の作業を組み合わせる、より高度な自動化が必要でした。 そこで、既存の「Microsoft Copilot トータルサービス」の支援範囲を拡大し、Copilotだけでなく、Microsoftの業務自動化ツール群である「Power Platform」と、「AI Builder」を組み合わせて活用する方法を提案しました。
廣瀬
自動化による年間1,985時間の作業工数削減効果と成果の可視化による利用促進
その提案によって、具体的にどのような成果が出たのでしょうか
狩谷様
一番の成果は、これまで人手に頼っていた貿易関係書類を読み取り、業務システムへ入力する業務や複雑な報告書作成業務の自動化が実現したことです。項目が多岐にわたり、膨大な分量の難解な貿易書類を生成AIが読み解き、Power Platformでシステムへ連携する仕組みが構築できました。こういった課題を、アルティウスリンクのサポートを受け、一つずつ解決していくことで、抽象的で実現性が不確定なアイデアでも迅速に形にできるようになりました。現場の具体的なニーズに対応できる基盤が整備されたことから、DX化のアイデアが活発に寄せられる環境の構築にもつながりました。また、構築したツールの社内利用回数や削減時間などの効率化の状況もMicrosoftの「Power BI」で可視化され、導入部門内や関係会社での利用状況および導入効果をタイムリーに把握できています。リリース間近の案件を含めると、26年3月期は累計で1,985時間の削減に繋がる見込みで、導入して終わりにならず、各種ツールが現場に定着して活用されている点も大きな成果だと感じています。
削減時間が年間1,985時間というのは驚異的な数字ですね。
システムを作って終わりではなく、BIツールの導入で利用の度合いを数値化したことも一つのポイントだったと考えています。 今回は「Power BI」で削減できた時間やコスト、ツールの利用回数をグラフで確認できるようにしました。これにより、利用開始直後から効果を把握し、次の施策をデータに基づいて検討できるようになりました。
廣瀬

Power Platformを活用した仕組みの構築と内製化に向けた伴走支援
Copilotだけでは実現できなかったことを、どのように解決していったのでしょうか
CopilotやAI BuilderとPower Platformを組み合わせることで解決をはかりました。生成AIは言語を理解し、書類内容を構造化するのは得意ですが、操作を実行することはできません。そこで、CopilotやAI Builderの手足となって働く「Power Platform」を業務内容に応じて導入しました。
例えば、貿易関係書類の入力業務では、PDFファイルの内容を読み取り、複数の突合を行い、業務システムへの登録が必要です。この業務の自動化は、PDFファイルの格納をきっかけにPower Automate のフローが自動で起動し、AI Builderで書類を読み取り(OCR)する。そして登録に必要な項目を抽出してデータベースに自動で登録。このように、Power Automateを要として、作業完了の通知、チェックが終わったファイルやデータの移動、指定するシステムへ入力・登録する作業が自動で実行、完了します。途中工程でユーザーによる項目のチェックやツールの制御もできるよう、Power Appsで作成したアプリ画面から修正や承認ができるようになっており、ユーザーが必要に応じて目視、手動操作の制御を担っています。
廣瀬

Copilotに加えてPower Platformの各種ツールの組み合わせを当社にて構築し、複雑な業務フローを自動化する仕組みを実現しました。また、構築支援ではテスト版を公開し、操作感を確認していただいたユーザーのフィードバックを反映して、より使いやすくなるよう取り組んでいます。
廣瀬
「導入して終わり」にせず、現場に定着させるためにどのような取り組みがありましたか。
狩谷様
当社は、将来的に内製でメンテナンスや開発まで一貫して自走できるようになることを目指しておりますので、ツールの構築支援だけではなく教育支援も併せて相談しました。ツールの構築と並行して、勉強会や毎週の「育成支援」を実施していただきました。育成支援は、一方的な講義スタイルではなく、具体的な案件の開発を通じたハンズオン(個別指導)形式です。実際に手を動かして「ここで詰まった」「これが分からない」という具体的な課題を持ち込み、その場で解決策を一緒に考えながらツールを構築する実践的な内容でした。このおかげで、部内のメンバー4名がDX人材としてCopilot、AI Builder、Power Platformを活用できるようになり、複数案件の平行開発も進んでいることから、現場への定着を実感しています。
育成支援は毎週の1on1形式での個別フォローに加え、勉強会、ハンズオン研修、ワークショップ型研修など、さまざまな形態を組み合わせて対応しています。スキルやご要望に合わせてカスタマイズを行い、より現場に適した形で支援を続けてまいります。
廣瀬
より高度な開発への挑戦と次世代自動化を見据えたパートナーシップ
Copilotの活用について、今後の展望をお聞かせください。
狩谷様
これまでは小さな業務改善を積み上げ、生成AIを活用した業務改善事例の確立を行うフェーズでしたが、今後はより改善効果の大きい案件に的を絞って取り組みたいと考えています。 またCopilotにコードから作成させる「Vibe Coding(バイブコーディング)」や特定の用途に生成AIモデルを最適化する「ファインチューニング」のような、より高度な開発にも挑戦したいです。プログラミング不要の「ノーコード」の範囲を超えた領域になりますので、実現に向けて引き続きアルティウスリンクの支援を期待しています。
三井物産様からもユーザー目線での具体的な成果イメージや、内製化にむけた積極的な情報提供とご助力があったからこそ、効果的な支援ができたと考えております。これから三井物産様が目指すノーコードを超えた開発にも、私たちの知見と技術力で伴走させていただきます。今後は自然言語で指示するだけで、Copilotが自ら考えてシステムを動かす、「Copilot Studio」を活用した次世代の自動化もご提案したいと考えています。
廣瀬
狩谷様
いいですね。私たちの取り組みは社内でも先進的だという自負を持っていますので、生成AIを活用したコーディングなどの新しい取り組みについても、先行して実践し実績を重ねていきたいと考えています。今後も新たな挑戦に向け、信頼のおけるパートナーとして引き続きアルティウスリンクにはぜひご支援をお願いいたします。
金属資源、エネルギー、プロジェクト、モビリティ、化学品、鉄鋼製品、食料、流通事業、ウェルネス事業、ICT事業、コーポレートディベロップメントの各分野において、全世界に広がる営業拠点とネットワーク、情報力などを活かし、多種多様な商品販売とそれを支えるロジスティクス、ファイナンス、さらには国際的なプロジェクト案件の構築など、各種事業を多角的に展開しています。
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