プレディクティブダイヤリング
プレディクティブダイヤリングは、コールセンター業務において、システムが顧客リストの電話番号に自動で連続的に発信し、顧客が応答した場合のみオペレーターへ接続する機能である。
「プレディクティブ」は「予測的な」という意味を持ち、「ダイヤリング」は電話をかける操作を指す。両者を組み合わせたこの言葉は、「自動予測発信」とも呼ばれる。
このシステムの特徴は、無効な番号や不在、通話中などの状況をあらかじめ想定し、オペレーターの人数を上回る件数の発信を同時に行う点にある。たとえば、顧客と接続できる確率が50%と予測される場合、オペレーター数の2倍の発信を行うことで、効率的な接続を図る。
プレディクティブダイヤリングの導入により、顧客と接続するまでの待機時間が短縮され、オペレーターは通話業務への集中が可能となるため、コールセンター全体の業務効率や生産性の向上が期待できる。
特に、新規顧客開拓や督促業務などにおいて活用されている。一方で、予測を上回る応答が発生した場合、オペレーターが対応しきれず、回線を切断する、あるいは自動音声応答(IVR)に接続する「放棄呼」が発生するリスクもある。そのため、プレディクティブダイヤリングを効果的に運用するには、十分なオペレーター数と回線数を確保し、体制を整えておく必要がある。
コラム
つながらないコールセンターの改善ポイント
コールセンターのつながりにくさを解消するためにはどのような点を改善すべきなのでしょうか。計測するためのKPIはいくつもありますが、今回は、特に注目したい3つのKPIと改善ポイントを紹介します。
コラム
コールセンターにWebチャネルを設置するメリットとは?
企業とお客様の接点においては、お客様が問合せしやすいチャネルを用意することが求められています。本記事では、カスタマーサポートにWebチャネルを導入するメリットと、導入する際に気をつけるべきポイントをご紹介します。
関連用語
- IVR:https://www.services.altius-link.com/glossary/ivr/
- ビジュアルIVR:https://www.services.altius-link.com/glossary/visual_ivr/
- SMS:https://www.services.altius-link.com/glossary/sms/
- ATT:https://www.services.altius-link.com/glossary/att/
- 顧客満足(CS):https://www.services.altius-link.com/glossary/cs/
- CPH:https://www.services.altius-link.com/glossary/cph/