変化するビジネス環境下で競争力を維持するためには、これまでの業務プロセスやリソース活用などの根本的な見直しが必要です。今回は、当社のオフショアサービスをご紹介しながら、企業成長につながる打ち手についてお伝えします。
企業を取り巻く環境の変化
新型コロナウイルスの感染拡大は世界中に影響を及ぼし、企業活動にも大きな打撃を与えています。自粛生活によるお客様の行動様式やニーズの変化に対応するため、多くの企業はビジネスモデルの見直しを迫られています。コア事業の収益悪化により、事業を撤退する企業が出てきています。その一方で、需要が高まる産業もあり、異業種からの参入などの動きも生じ、産業構造が大きく入れ替わっています。このような激しい変化に立ち向かうため、経営資源を集中させる分野を明確化したり、業務プロセスを効率化してコスト削減を図ったりするなど、事業基盤を見直すことが必要です。しかしながら、自社業務のどこに注力すべきかを見極め、どこに投資する必要があるか判断できずに、なかなかその一歩を踏み出せていない企業も多いのではないでしょうか。
コア業務への資源投資を実現する当社海外ソリューション
業務プロセスを細分化し可視化していくと、複雑かつ属人化しているケースがあったり、単純かつ簡易な業務に自社リソースを充てたりしているケースが散見されます。このような状況を打破し、限られた人財の有効活用、生産性向上を実現するために、バックオフィス業務などのノンコア業務のアウトソースを検討する企業は増えています。長引くコロナ禍においては、その動きはより活発になっています。
当社では、そのようなお客様企業の課題解決のため、国内はもちろん海外拠点を活用したサービスを展開しており、BCP対策やコストの最適化の観点から注目を集めています。
業務の可視化・標準化によるコスト削減
当社では業務可視化を重視しており、業務難易度や業務フローを可視化することで、現状課題の把握に努めています。その上で高度な管理業務は日本国内に拠点を残し、定型的な作業を人件費の抑制が可能な海外に移管するなど、各業務に適切な拠点を選択することで品質を保ちながらコスト削減を実現します(【図1】)。
さらに高度なスキルが必要な業務も細かく分解し、「どの担当者でもこのマニュアルを読めば同じ品質で作業ができる」という状態にすることで、属人化の防止や標準化、業務の効率化を推進します。

100%子会社による日本品質の実現と業務運営拠点の最適化
海外への業務委託は、品質面において不安を覚えるという声をよく耳にします。しかし、当社海外拠点のほとんどが100%子会社であり、日本品質を実現する運用ノウハウを用いて運営しているため、海外においても日本と同等の品質で運営することが可能です。
ビジネスプロセスをワンストップでサポート
当社では生産、管理、営業に至る複数の部署にまたがる一連のビジネスプロセスにおけるバックオフィス業務を一貫して受託が可能です。さらにそれらをワンストップで遂行することで、生産性が向上。結果としてビジネス全体のスピードを加速させるとともに、自社のリソースは本来注力すべき業務に集中することが可能となり、コア業務の安定につながります。
実際に業務可視化を行って品質を担保しながら業務プロセスの簡素化を実現した事例をご覧ください。

事例紹介:大手自動車部品メーカー 様
事例
業務内容にフィットした拠点選定とオペレーション設計で、業務効率化を実現。
当社では、複数の海外拠点を活用して、生産性の向上や効率化にもつながる強固なソリューションを提供します。お客様企業の実情に合わせた業務設計から運営までトータルでサポートすることが可能です。ぜひご相談ください。