日本では、人口減少や少子高齢化が進み、労働力不足による人件費の高騰と国内市場の縮小が問題視されています。この状況を打破するために、各企業は積極的に海外進出を検討。安価な労働力の獲得、及び新しい市場開拓を目指していますが、その道のりは平坦ではありません。 今回は海外進出を目指す日系企業の抱える課題とCRM/BPOベンダー活用による解決策についてご紹介します。
日系企業の海外事業における課題
まず、日系企業の海外進出にあたり、どのようなことが課題となるのでしょうか。
株式会社帝国データバンクの調査(図3)から、実際に海外に進出した、および関心のある企業や現地で抱えている課題を見てみると、以下のような結果となっています。
1位 社内人材(邦人)の確保
2位 言語の違い
3位 法制度・文化・商習慣の違い
4位 海外進出に向けた社内体制の整備
5位 進出先の経済情勢に関する情報収集
上位を占める「言語の違い」、「文化・商習慣の違い」や、「経済情勢、政治情勢に関する情報収集」などは、日本では当たり前に行っていることであり、知見や経験は十分に蓄積されているはずです。それにもかかわらず、海外進出する際にこれらのことが課題に挙がるということは、日本での経験ややり方は海外でそのまま通用しないといえます。
CRM/BPOベンダー活用のメリット
では、これらの課題に対して、CRM/BPOベンダーは何ができるのでしょうか。
ここで、海外に進出する日系企業の課題を下記のように整理しました。 海外に進出する日系企業の課題は、「現地ネットワーク・人材の確保」 「最適体制の構築」「市場の理解」の3つに大別されます。【図1】
【図1】海外進出する日系企業の課題の整理
これに対し、CRM/BPOベンダーは日系企業に向けて、以下の現地サポートを行うことで、日系企業は自社のコア事業に集中しながら、 海外事業における課題を解決することが可能です。【図2】
【図2】日系企業の海外事業における課題とCRM/BPOベンダー活用メリット
中でも、多くの企業が挙げるのが、人材(邦人)の確保です。
進出先の国でプロジェクトをしっかりと進めるためには、現地に派遣した数少ない邦人人材を
重要度の高い業務にアサインさせる必要があります。
そこで、CRM/BPOベンダーの持つ海外拠点を活用することで、課題は解決されます。
CRM/BPOベンダーの海外拠点は、人材ネットワークや採用経路、研修体制を確保しており、それを活用すれば新たに自社内体制を構築する必要がなく、スピーディーかつお客様企業の求める品質や業務の難易度に応じた適正コストによる採用と人材育成が可能です。
また、拠点拡張時における追加増員への対応も容易となり、お客様企業からの要望に迅速に応えることができます。
当社のサポート領域
当社はグローバルCRM/BPOベンダーとして、お客様企業の海外事業を11年以上サポートしています。最後に当社だからこそできるサポートについてご紹介します。
幅広い海外拠点
株式会社帝国データバンクの調査(図3)によると、2019年9月に実施した生産拠点・販売先として最も重視している国・地域は以下という結果が出ています。【図3】
【図3】生産拠点・販売先として最も重視している国・地域(上位5カ国・地域)
出典: 株式会社帝国データバンクより 海外進出に関する企業の意識調査(2019)
サポートを行うCRM/BPOベンダーにおいてはこれらの拠点をカバーすることが必要となります。このグラフに当社の海外拠点をあてはめてみるとどうでしょうか【図4】
【図4】生産拠点・販売先として最も重視している国・地域(上位5カ国・地域)に対する当社カバー領域(赤色が当社拠点がある国)
図の通り、当社は日系企業の進出企業数が多い国に海外拠点を持っており、面でカバーすることが可能となっています。 また、1拠点あたりの席数も大規模であることから、その国に深く根差した企業に相談できます。
幅広い言語カバー領域
次に、多言語対応における差別化要素はどこにあるのでしょうか。 以下の図は、当社の海外拠点とその拠点が対応可能な言語領域を表しています。【図5】
【図5】当社の言語カバー領域
当社はニーズの高い英語の対応が充実しており、かつ日系企業が関心のある進出先の国の現地言語にしっかりと対応することができます。海外進出やグローバル対応にお困りでしたらぜひお問合せください。
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